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赤外線サーモグラフィ試験(TT)
【概要】
赤外線サーモグラフィ試験(TT:Infrared Thermographic Testing)とは、試験対象物表面より放射される赤外線放射エネルギーを検出し、その分布を画像表示する方法を応用した試験方法です。化学プラントや発電・送電設備の異常発熱の検知による保守・管理、また建築構造物のタイルやモルタルなどの外壁仕上げ材の浮きや剥離の点検などに適用されます。
【対象欠陥】
・温度変化による欠陥、発熱による異常
【メリット】
◎非接触で遠隔撮影のため足場不要
◎短時間で広範囲に測定可
◎リアルタイム・高速測定
◎記録性がよい
◎有害物質を使用しない
【デメリット】
△降雨、降雪、湿潤状態、風など天候の影響を受ける
△撮像には角度の制約がある
△技術者の熟練が必要
【適用】
・建築、土木構造物
・複合材料
・電気、電子部品
・機械設備
・プラント設備
・送電設備
【検査風景】
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