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【概要】

 1970年代の高度成長期につくられた多くの土木構造物も、2020年代には50代を迎え高齢化し、老朽化してくるものもあります。そのため、既設土木構造物の長寿命化が強く叫ばれてきています。また、近年多発したコンクリート構造物からのコンクリート片の落下事故のように、直接的に構造物の安全性能や使用性能を脅かすものではないが、第三者に被害を及ぼす可能性が高い損傷が社会から注目を浴び、コンクリート構造物の耐久性を向上させる技術に大きな関心が寄せられています。このため、既設コンクリート構造物に対しては、適切に点検を行い、構造物のこのような性能に甚大な影響を与える可能性の高い損傷や第三者被害につながる損傷を早期に発見し、必要に応じて詳細な調査を行ったうえで適切な対策を講じ、長寿命化や耐久性向上を図ることが必要とされています。当社では各種コンクリート試験や調査により、補修設計等で必要なデータを提供致します。

コンクリート調査流れ.jpg

【調査内容】

 

■コンクリート構造物

・外観目視調査

・鉄筋探査、埋設物探査、地中探査(電磁波レーダ法、電磁誘導法)

・コア採取による圧縮強度試験(静弾性係数試験)

・シュミットハンマーによる強度推定

・中性化調査(コア表面法、割裂法、はつり法、ドリル法)

・塩化物イオン含有量調査(コア法、ドリル法)

・鉄筋腐食調査(はつり法、非破壊法)

・アルカリ骨材反応調査(膨張量試験、岩種判定等)

・ひび割れ深さ、内部空洞測定

・沈下量、傾斜量測定

・赤外線カメラによるコンクリート剥離調査

・内視鏡カメラによる内部調査

■鋼構造物

・外観目視調査

超音波による肉厚調査

・溶接内部調査(超音波探傷試験:UT)

・溶接割れ試験(浸透探傷試験:PT、磁粉探傷試験:MT)

・沈下量、傾斜量測定

【調査風景】

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土木 コア抜き1.jpg
探査 トンネル.jpg
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